佐藤春夫記念会館は26日(土)午後1時30分から、新宮市丹鶴の旧チャップマン邸で、「佐藤春夫文学講座 いま、春夫作品を読む」を開催する。参加費無料。事前申し込みが必要で定員20人。
現在、移転工事のため休館中の同記念館。文豪・佐藤春夫は文化勲章受章し、新宮市の名誉市民でもある。校歌や小説「田園の憂鬱」、詩「秋刀魚の歌」「望郷五月歌」(空青し、山青し、海青しのフレーズが有名)など、名前は知っていても「読んだことはない」という人は多いかもしれない。今回、リニューアルオープンする前にあらためて佐藤春夫の作品を知ってもらおうと計画した。
全3回の予定で、初回は「『殉情詩集』をめぐって」。講師は同記念館の辻本雄一館長が務める。第2回は8月30日(土)、第3回は9月27日(土)に開催予定。申し込みは、佐藤春夫記念館仮事務所(電話0735-21-1755)。