那智勝浦町湯川、世界遺産の熊野古道・大辺路「駿田峠」にある加寿地蔵尊で3月1日(土)・2日(日)、クマノザクラを愛でる「桜まつり」が開かれる。神事のほか、千本つきもちつき、篠笛やギター演奏、よさこいフラダンスなどの奉納、飲食店の出店やワークショップもある。
加寿地蔵尊世話人会主催。加寿地蔵尊は、熊野詣の途中に命を落とした加寿姫を祀(まつ)っており、病の治療や縁結びのご利益があるとされ、地域に長年親しまれている。
1日は午前10時開始。さくら行列、神事、舞の奉納、もちつきを行う。2日は午前11時からフラダンス、和太鼓、篠笛の奉納など。両日とも出店は、スイーツ、唐揚げ、スパイスカレー、オーガニックコーヒー、地元野菜などの販売、押し花のキーホルダー作りなどがある。1日が雨天の場合は神事のみ行い、奉納は2日となる。
なお同所では、開花期間中のゲートの開放を行っている。期間は今月23日(日)~3月24日(月)で、時間は午前9時~午後4時ごろ。ゲート内では車は徐行し、火気厳禁、騒音などの迷惑行為は控え、アルコールの取り扱いに注意し、ごみは各自で持ち帰るよう呼び掛けている。問い合わせは、世話人会(電話0735-52-3071)。