くまのベースボールフェスタ「第２回中学軟式野球ＷｉｎｔｅｒＣｕｐ」（同実行委員会主催）が１２日（日）と１３日（月・祝）の２日間、熊野市と新宮市の各野球場で開催される。
同大会は「スポーツ交流のまち熊野」を舞台に、１月初春の熊野で野球の底辺拡大と、スポーツの向上を目指すとともに、地域スポーツ交流を行うことを目的としている。今回は全国各地から１６チームが参加。中学１・２年生の球児たちがトーナメント形式で勝敗を競い合う。
開催場所は熊野市有馬町のくまのスタジアム、防災公園球場、熊野市営球場、新宮市佐野のくろしおスタジアムの４か所。初日（１２日）は２回戦まで実施。２日目（１３日）はくまのスタジアムで準決勝、決勝を行う。
参加チームはオホーツクＢｒｏｔｈｅｒｓ（北海道）、富山サンダーバーズユース（富山）、大府中央ＢＢＣ（愛知）、ホワイトベアーズ（愛知）、瑞穂ブルーウイングス（愛知）、緑クラブ（愛知）、一宮ビリーヴ（愛知）、岐阜パイレーツ（岐阜）、東山ライダース（京都）、南丹ＢＢＣ（京都）、野洲ブレーブス（滋賀）、竜王ジャガース（滋賀）、串本ＢＢＣ（和歌山）、新宮黒潮ＢＢＣ（和歌山）、松阪・多気選抜（三重）、東紀州選抜（三重）。試合開始は両日ともに午前９時。
■１１日は記念講演会
１１日（土）午後５時からは、熊野市文化交流センターで、Ｕ１８ＪＡＰＡＮの小倉全由監督による記念講演会が開催される。
小倉氏は日大三高から日本大学在学中に日大三高のコーチになる。１９８１年関東一高野球部監督に就任。１９８５年夏の甲子園に出場しベスト８に進出。１９８７年春の甲子園で準優勝。１９９７年に母校の日大三高の監督に就任し、２００１年夏の甲子園で同校初の夏の全国制覇を達成。２０１１年夏の甲子園では２度目の全国制覇を成し遂げる。豪快な攻撃野球を持ち味とし、学校の所在地から〝町田の闘将〟と称された。現在でも練習では選手をほめて伸ばす指導を行う一方、〝瞬間湯沸かし器〟を自称するように時々大きな雷を落とす厳格な一面を併せ持つ。ただ、単身赴任して選手とともに寮生活を行い、時には選手たちから「父親以上の存在」と言われるほど慕われていた。２０２３年３月末で監督を勇退。２０２３年１２月にU−１８日本代表監督に２回目の就任となった。
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