和歌山県教育委員会は令和8年4月に東牟婁地方で夜間中学を開校するための準備を進めており、県民に理解を深めてもらう機会にしようと、「夜間中学フォーラム」を9月28日(土)に新宮市下本町の丹鶴ホール、同29日(日)に田辺市新庄町の県立情報交流センタービッグユーでそれぞれ開催する。時間はいずれも午後1時30分~4時10分。参加費無料。事前申し込みが必要。定員は各会場100人程度。
夜間中学とは、さまざまな事情により義務教育を修了できなかった人や不登校などのためほとんど中学校に通うことができなかった人、また、本国で義務教育を修了していない外国籍の人などが学ぶことができる学校。
フォーラムでは、学びの機会確保の重要性を伝えるとともに、国の動向や他自治体の取り組みの紹介を通じて、県立夜間中学の意義を広く周知する。
主な内容は、文部科学省教育制度改革室の小畑康生室長を講師に招き、基調講演「夜間中学設置の意識について」を行い、続けて、小畑室長と姫路市立あかつき中学校の山下雅道校長、徳島県立しらさぎ中学校の山田哲也校長によるパネルディスカッション「夜間中学の学びとは」を行う。コーディネーターは摂南大学の江口怜講師。
参加希望者は▼下記のQRから9月18日(水)までに申し込む。一時保育・手話通訳・要約筆記を希望する場合は同12日(木)までにその旨を伝える。
問い合わせは、和歌山県教育委員会義務教育課(電話073-441-3662)。
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