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次世代が語る世界遺産 熊野速玉大社 くまのこどもサミット 7月27日にシンポジウム

 熊野速玉大社世界遺産を守る会(上野顯代表=同大社宮司)は7月27日(土)、同大社拝殿前で、世界遺産登録20周年記念事業として、地元の子どもたちによる意見発表や特別講演などで世界遺産の未来への継承を考えるシンポジウム「くまのこどもサミット 未来へつなぐ世界遺産」を開催する。予約不要・入場無料で、広く来場を呼び掛けている。
 
 同イベントは、世界遺産を次の世代につないでいくため、若い世代の目を通して改めて熊野の魅力と課題について語り合い、熊野だからこそできることを将来に向けて模索していく取り組み。午後5時50分~9時までで、講演、こどもサミット、上映会の3部制。

 第1部(6時~6時50分)は特別講演で、講師は武蔵野大学客員教授で日本スペースガード協会理事長の高橋典嗣さん。宇宙・地球誕生の壮大な歴史の中での生命の営みという、神秘的でダイナミックな視点から、熊野の文化的価値と大自然の魅力を見つめ直し、地球環境保護や生命の営みの大切さなどを振り返る。40分間の講演後には、火入れの儀と世界遺産登録記念御神楽「神なぎの舞」の奉奏を行う。高橋さんによる隕石・化石の展示も予定。

 第2部(7時~8時10分)はこどもサミット。新宮市内の中学校3~4校と高校3校の生徒が、「未来へつなぐ世界遺産」のテーマに沿って、1組5分ほどでそれぞれ思いを発表する。また、当日は小学生も観覧に招待する。

 第3部(8時15分~8時45分)は映像作品「LIFE いのち」を上映。アーティスト・橋本昌彦さんが手掛ける、命の誕生と宇宙とのつながりを美しい映像でつづる「感動の共振アート映像」。

 上野宮司は「若い人たちが提言などを発表できる場を提供できていない。若い人たちから見た世界遺産がどのようなものか、語ってもらいたい」と、開催に至る経緯を語った。「世界遺産になる前から、自然は同じように恵みを与えてくれていた。大自然そのものが普遍的価値を持っていることに気付くと、地球という存在に感謝できる」とし、「ここに生まれたことが奇跡だと実感するだけでも意識は変わる」と話した。

 雨天時は28日(日)に順延。27日・28日両方とも雨天の場合は27日(土)に丹鶴体育館で実施する。

 なお、当日は同大社でのプロジェクションマッピングなどによる「光の演出」も行われており、併せて楽しむことができる。

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