三重県立熊野古道センターは5月11日(土)、知られざる熊野探訪ツアー「初夏の丸山千枚田と北山道探訪」を開く。
北山道は伊勢と熊野三山を結ぶ熊野街道の脇街道で、江戸時代後期を中心に多くの人が利用するようになり、道が整備されていった。大和・吉野への最短ルートで、修験者や巡礼者、筏師(いかだし)、行商人、地域住民らが利用した。道中には石仏や杉木立の中の棚田跡などが残る。
当日は午前8時30分に、熊野市紀和町の赤木城駐車場向かい側の広場に集合。橋本博副センター長の案内で赤木城跡から北山道を通って丸山千枚田へ向かう。
距離は10キロで健脚者向き。歩きやすい服装、靴で参加し、昼食、飲み物、帽子、タオルなどを持参する。雨天の場合は12日(日)に延期。
定員は20人で、応募多数の場合は抽選。申し込み、問い合わせは同センター(0597-25-2666)。