尾鷲市とローカルコープ尾鷲は26日、ネイチャーポジティブ座談会を開いた。18人が参加し、九鬼町の「みんなの森」での取り組みについて説明を聞いた後、車座になり意見交換した。
みんなの森では、ヒノキの植林など経済林としての再生と、多様な生物が生息する豊かな自然環境の復活の作業が同時に進む。
最初に生物多様性ワークショップについて、これまでの活動や方針などの説明があった。芝山有朋農林水産事業推進課長は、生物多様性の森づくりと、経済林としての活用のバランスが大切との認識を示した。
意見交換では「みんなの森へは勝手に行っていいのか」との疑問が上がり、「見学は歓迎するが、場所が分かりにくく、整備途中の部分もある。ローカルコープに相談してもらえばいつでも案内をする」との回答があった。ホームページを作っている最中で、問い合わせを受け付けられる仕組みも考えていく。
関連して、「見える、ということが大切。(見学した)尾鷲の人がほかの人に良さを伝えられる」という意見が出た。さまざまなイベントにブースを出展することで周知を図ればいい、と助言もあった。
「お金を取って見てもらえる場所。ツアーができないか」「泥まみれになること(体験)を喜ぶ人もいる」「新しい散歩道にできる」など、見学・体験ツアーの提案もあった。
生物多様性に関しては、昔は身の回りにあった自然がどんどん日常生活から離れていると、感想を交えた指摘があり、自然と日常を近づけることが必要と思いを話す人がいた。
山が海を作るという観点から、漁師との連携について質問があり、芝山課長は「(流域である)九鬼の住民には説明会を開いている。定置網の漁師に山に来てもらうのもいいかもしれない」と回答した。
