国の重要無形民俗文化財にも指定されている河内祭が25日(土)、26日(日)に開催される。源平(げんぺい)の戦いに出陣し、勝利を納めた熊野水軍の凱旋の姿を伝えたものといわれる河内神社の例祭で、例年7月の第4土曜日に宵宮、日曜日が本祭となる。
古座川流域の5地区(古座、古田、高池、宇津木、月の瀬)が担い手となって行われてきた伝統祭礼。紀州藩が編纂(へんさん)した「紀伊続風土記」に「日置浦より新宮迄の間に此祭に次ぐ祭なし」と書かれるほど古くから伝えられてきた有名な祭り。河口に位置する古座の中心産業は漁業、その他の地区は主に山林業を基軸に長年コミュニティーを形成していた。このように性格が異なる地域が年に一度、共に河内神社(河内様)に集い、それぞれ独自のやり方で祭礼を行うという、他にあまり例をみない形式の祭りになる。
見どころは、江戸時代に沿岸捕鯨で栄えた古座の鯨舟に華麗な装飾を施した御舟(みふね)の水上渡御。その御舟行事の様子は、かつて捕鯨が地域の生活を担う誇るべき産業であったことを今に伝えており、日本遺産「鯨とともに生きる」の構成文化財にも登録されている。
夜店の出店も
26日午後5時30分から9時まで「熊野水軍 古座河内祭の夕べ」が古座川河口古座漁港広場で行われる。民謡踊りや串本古座高校吹奏楽部によるブラスバンド演奏などが披露されるほか、夜店が出店する。午後8時10分から花火も開催される。
問い合わせは串本役場産業課(電話0735-62-0557)、南紀串本観光協会 串本(電話0735-62-3171)、古座(電話0735-72-0645)。
スケジュール
25日 宵宮
午後 2時~ 古座川河口 渡御式
2時30分~ 古座川河口 入舟式
4時~ 古座川河口 櫂伝馬合戦
7時30分~ 河内様 御舟の夜ごもり
26日 本祭
午前10時~ 河内様 御祭礼
午後12時30分~ 河内様 御舟花回り
1時~ 河内様 櫂伝馬合戦
8時~ 古座川河口 御舟川回り
8時10分~ 古座川河口 花火
