来年秋に「お木曳」
紀北町東長島の二郷神社は、2028年が20年に一度の「御造宮」の年に当たっている。実施に向けた奉賛会設立総会が12日、同町東長島公民館で行われ、取り組み概要などを了解した。神殿の屋根の雨もれが顕著になっていることから、同工事を先行して行いたい考え。
同神社は20年に一度、社殿や社務所、境内内の改修を行っている。今回は、神殿の屋根の修繕、神殿裏の樹木伐採などのほか、来客用トイレを男女別にして洋式化する工事、芳名板新設などを計画している。工事費の見込み額は1430万円という。その他、お木曳などにかかる費用も含め目標額を2200万円としている。
平野博光神職は、神社総代会や地区役員など多数の参加に感謝を示し「一致結束していただき、ご造宮を迎えていただきたい」とあいさつした。
東長島自治会の入江康仁会長は「20年に一回のご造宮に携われることは誇り。戦時たちがいろいろな形の中で受け継いできたこと。一緒になって盛り上げて頑張っていきたい」と語った。
奉賛会の会長に選出された中井孝佳氏は「伝統の継承と、地区の皆さんとのつながりの場として、造宮を進めていきたい」と述べた。
工事予定箇所は14か所。このうち、神殿の雨漏り対策は急務で、今冬に先行して完了させたい考え。物価高や資材不足もあり、「優先順位をつけて取り組みたい」との方向が示された。
奉賛金(寄付)集めは今秋、役員らが事業所へのお願いに回る。氏子へは、今年と来年は例年通りの初穂料を呼び掛け、28年の例大祭・御造宮式典に合わせて協力を求めることとした。
来年11月23日の例大祭ではお木曳行事を行うことも決めた。20年前はトラックにご用材を載せて巡行しており、参考にする。中井会長は「手探りで行っていくことになる。子どもから大人まで楽しめるようなものにしたい」と思いを語った。
