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市内の園児に防災リュック 新宮ライオンズクラブが寄贈

未来を担う子どもたち守るため
 
 新宮ライオンズクラブ(平田敏也会長)は5日、新宮市役所で、市内の保育園、幼稚園、認定こども園などに通う園児への防災リュックの寄贈式を行った。全園児603人分を配布し、子どもたちの命を守る備えと地域の防災意識向上につなげる。

 この事業は、ライオンズクラブ国際協会335B地区(大阪・和歌山)の笹部美千代地区ガバナーの提唱で始まった。「未来を担う園児の命を守るために」をテーマに、東日本大震災で「閖上(ゆりあげ)保育所の奇跡」と呼ばれた避難事例に学び、子どもたちや地域の防災意識向上を図ることを目的としている。

 寄贈式には、平田会長や大野主税奉仕委員長をはじめとするクラブ会員、上田勝之市長や市議会議員、保育・教育関係者らが出席。上田市長に目録、速水盛康教育長にリュックが手渡された。私立マリア保育園の5歳児24人もクラブ会員から一人一人リュックを受け取り、「ありがとうございます。大切に使います」と元気よくお礼を伝えた。

 上田市長は「自然災害への備えは行政における最重要課題のひとつ。命を守るためには日頃から防災意識を高め、万が一に備える準備を整えることが欠かせない」と述べた。その上で、「リュックを寄贈していただくことで子どもたち自身が自分の命を守る意識を持つとともに、保護者にとっても家庭で防災を見直すきっかけになる。地域全体で子どもたちを守り育てる機運がさらに高まることを期待している」と感謝を示した。

 平田会長は「子どもたちは地域にとって大切な宝。今後発生が懸念される南海トラフ巨大地震をはじめとする災害に備え、子どもたちが一人も欠けることなく安全に避難できるよう願いを込めた。各園で防災訓練に取り組んでいると思うが、このリュックがさらなる防災意識の向上につながり、園児や先生方が安全に避難できる一助となれば」と期待を寄せた。

 リュックの中には、防寒・防風アルミシートやウエットティッシュ、ホイッスル、携帯用ポケットトイレ、2WAYライト、備蓄ビスケット、マスクなど15種類の防災用品が収納されている。

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