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命が守られる社会に 尾鷲市中央公でメッセージ展

 生命(いのち)のメッセージ展in尾鷲が尾鷲市中央町の同市立中央公民館1階ロビーで行われている。

 犯罪や事故、いじめなどで理不尽に命を奪われた犠牲者が主役のアート展で、特定非営利活動法人「いのちのミュージアム」(鈴木共子代表)が始めたもので、「いのちを守り未来につなげる願い」をテーマに各地で行われている。三重県内では2005年に初めてアスト津で行われたのを皮切りに多くの市町で行っている。今回は、尾鷲市犯罪被害者等支援条例の支援金制度創設に伴い取り組むもので、東紀州では11年に熊野市で行われて以来の実施。
 
 メッセンジャーという犠牲者一人一人の等身大の人型パネルに、本人の写真や家族の言葉を貼り、足元には生きた証である靴を置いている。生きたくても生きられなかった人たちの思いを伝え、〝加害者も被害者も生まない、命が守られる社会の実現〟を訴える。
 
 150余りあるメッセンジャーのパネルのうち、三重県内の4人も含む40人分のパネルなどを展示している。亡くなった人のほか、行方不明となっている伊勢市の辻出紀子さんのものも展示している。
 
 生命のメッセージ展実行委員会の実行委員長で、平成12年8月に当時6歳の息子・悠佑(ゆうすけ)さんを事故で亡くした垣内奈穂子さんは「悠佑は2つ上に兄があり、男の子2人でうるさいとうんざりしていたことが、どれだけ幸せだったことか悠佑が亡くなって気付いた」と語り、「展示を見て、亡くなった人をかわいそうと思うのではなく、今生きていることをありがたい、当たり前のことではないと思ってほしい」と話していた。
 
 中央公民館の開館時間中、自由に見ることができる。25日(日)は午後4時まで。
 

      1月20日の記事

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