先日、45歳の誕生日を迎えた。アラフォーからアラフィフへ。50歳前後に老化が加速するという研究もあり、これまで以上に健康に気をつけたい。
誕生日とは不思議なもので、当事者にとっては1年に1度の特別な日だが、ほかの人にとったら何てことない普通の日。誰にも共感してもらえないのが悲しい。
だからこそ、誕生日が同じと分かると、ものすごくテンションが上がる。同士のようなイメージ。都会で同郷の人を見つける感覚に似ている気がする。
校歌も同様の印象。同じ学校に通っていた人にはなじみ深い思い出の曲でも、それ以外の人にとっては聞いたこともない歌。
誕生日当日。子どもたちに「今日は何の日?フッフ~」と少し古めの音楽に乗せて聞いてみた。ポカンとした表情でしばらく考えたあと、「誕生日?」と返答があった。もちろん間に合わせの「おめでとう」のみ。
当事者なのに何事もない1日として過ぎようとしていた時、ラインアプリでプレゼントが届いた。気にかけてくれる友人がいることに感謝しつつ、今年も1年頑張ろうと気持ちを新たにした。
【織】
