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不連続線「当分の間」

 ガソリンの暫定税率(当分の間税率)の廃止についての議論が再開した。25.1円分が全て廃止になるのか、議論の途中で「やはり財源は必要だね」と、いくらかが残ることになるのか。減税はうれしいが、最終的に国民が困ったことにならないようにしてほしい。
 
 「当分の間」という言葉が入った法律はたくさんある。「e—Gov」という法令検索システムで調べると、法律の本則部分だけで151件(法律の数ではない)が該当した。経過措置など改正付則なども加えると1190件に上る。
 
 宝くじに関する「当せん金付証票法」は昭和23年の制定。第1条に「当分の間、当せん金付証票の発売により、浮動購買力を吸収し、もつて地方財政資金の調達に資することを目的とする」とある。
 
 法律が目指す理想や目標がある一方、人材育成や格差があるなどの観点で「すぐには無理」ということで「当分の間」が使われていることが多い。ガソリンだけでなく、状況の改善に向けた取り組みを少しずつでも進める必要がある。
 
(M)

      8月28日の記事

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