尾鷲市梶賀町の正月の伝統行事、ハラソ祭りが13日(月・祝)に行われる。古式捕鯨で銛(もり)を鯨に突き立てる様子を再現し、豊漁や海上安全を祈願する。
午前10時から、地蔵寺で大般若経法要を行い大漁祈願とクジラ供養をする。ハラソ船は11時30分ごろ梶賀港を出て曽根の飛鳥神社へ向かう。
曽根で祭りのための化粧をして、曽根湾で2回銛をついて梶賀港に戻る。
正午から梶賀魚市場で輪内中生徒有志によるエイサーと熊野鬼城太鼓の演奏があり、午後1時前にハラソ船を迎え入れる。入港してきたハラソ船は艪(ろ)で漕ぎながら湾内を周回し計7回、銛つきを行う。
終了後、祝いの餅まきを行う。梶賀婦人部が魚ごはんやぜんざいなどを振る舞う。
榎本富男区長によると、赤福では9日の「伊勢だより」に、京都の版画家・徳力富吉郎さんのハラソ祭りの作品を採用しているという。