今月１日から、自転車の飲酒運転に関する罰則が強化された。ながらスマホの話題は大きく取り上げられることが多いが、酒気帯び運転等に罰金や懲役が科される。

 

　以前は、酒酔い運転と、呼気１リットルあたり０.２５ミリグラム以上の場合（酒気帯び運転）に罰則があった。その後、２０００年代になり、罰則強化の流れが強まる。今回の改正では、飲酒運転をした人はもちろん、自転車の提供者、同乗者と、酒類の提供者にも、車の時と同様、罰則の規定ができた。自転車も車両であることを考えると「これまでは目こぼしがあった」ととらえることもできる。

 

　酒類を提供する飲食店では「車は運転しませんか？」などと声掛けしていたところ、「自転車もだめですよ」と言わなければいけなくなった。お店にとってはさらに経営に影響が出る事態だろう。

 

　尾鷲署管内ではいまのところ、自転車の飲酒運転検挙の事例はないようだが、忘年会シーズンに入るので、自転車も「飲んだら乗らない」の意識を徹底することが大切だ。

 

（Ｍ）