紀宝町の「見る・遊ぶ・食べる・買う」が満喫できる一大イベント「第１８回紀宝みなとフェスティバル」（同実行委員会主催）が２０日、紀宝町鵜殿の鵜殿港で開かれた。新宮紀宝道路の開通と熊野古道世界遺産登録２０周年記念として例年よりも開催時間を１時間延長しての開催となり、大勢の家族連れでにぎわった。

 

　開場の９時３０分から家族や子どもたちが続々と訪れ、会場中にずらりと並んだＰＲ・体験コーナーをめぐった。子どもたちはゲームや木工教室など次々に挑戦し、風船やＰＲ物品などをもらって大満足。消防車・自衛隊車両などの展示・試乗もあり、巡視船みえかぜ（尾鷲海上保安部所属）の一般公開や鵜殿港内を漁船で巡る黒潮体験など来場者を喜ばせた。

 

　物販コーナーは恒例の地元ミカンの詰め放題や食べ物コーナー、屋台のほか、姉妹都市の石川県中能登町、地域間連携を行っている青森県藤崎町の特産品販売などテントが並んだ。飲み物プレゼントのブースには開始早々長蛇の列ができ、子どもたちへの駄菓子のプレゼントは渡す側受け取る側の双方が笑顔になった。

 

　ステージのオープニングはおなじみの熊野水軍太鼓保存会による勇壮な太鼓演奏。町民による新体操やストリートダンス、フラダンス、ソーラン、郷土芸能などが披露され、ちびまる子ちゃんキャラクターショーは幼児らをくぎ付けにした。後半はお笑い芸人モグライダーやＡＭＥＭＩＹＡさん、青木隆治さんの登場で会場は大いに沸き、子どもから高齢者まで大いに楽しんだ一日となった。