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88人が馬越峠を越える 伊勢路踏破ウオーク9回目

ぬれた石畳 慎重に歩く
 
 三重県の伊勢路踏破ウオークの第3弾が19日からスタート。この日は88人が、7班に分かれて紀北町から尾鷲市に向け馬越峠を越えた。
 
 「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録20周年に関する県の記念事業。伊勢神宮内宮前から和歌山県新宮市の熊野速玉大社までの約170キロを全14回に分けて歩き通す企画で今回が9回目。
 
 出発式が紀北町相賀の海山バスセンターであり、尾上壽一町長が、草でおおわれていた道を掘り起こし、世界遺産登録後も各峠の保存会員らを中心に整備が行われていることを紹介し、「いにしえから思いをつないだ道。かみしめながら歩いていただきたい」と呼び掛け。峠の上から左に上れば天狗倉山、右に行けば便石山があると話し絶景が見られるとPR。「後日、時間のある時に、また紀北町においでいただきたい」と呼び掛けた。また、町の記念事業として桜の植樹を行っていることも説明し、「30年、40年に向け、古道とともに守っていきたい」と語った。
 
 熊野古道語り部友の会の西尾寛明会長は、馬越峠について「とても人気のあるコース」と紹介。「これからのコースは景色もよく、史跡もあるので楽しんで」と呼び掛けた。昨日、大雨が降ったせいで石畳が濡れており、「本当に滑りやすい。気を付けて」と注意喚起した。
 
 一行は銚子川左岸を上流側に歩き、銚子橋の脇から上って馬越峠の鷲毛側登り口に進み、滑り止めに細い麻縄を靴に巻いて峠越えに臨んだ。途中、沢からの水が石畳の上を流れているような場所もあり、足の置く位置を気にしつつ上を目指した。途中、各班担当の語り部が、周辺の植物や普段の様子、逸話などについて案内した。
 
 この日のゴールは熊野古道センターで、20日には同センターから「西国一の難所」と言われた八鬼山を越えて三木里コミュニティーセンターまで歩く。

      10月19日の記事

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