9日まで開催中
「第62回和歌山県美術家協会展2024」那智勝浦展が5日、那智勝浦町天満の町体育文化会館で始まった。9日(日)まで。時間は午前9時~午後5時。入場無料。
和歌山県美術家協会と那智勝浦町教育委員会の主催で、同町での展示会は昨年に続き2回目。今年の同協会展は和歌山市、白浜町を加えた3市町で計画され、那智勝浦町展が締めくくり。同協会に所属する会員らによる、洋画72点、工芸16点、書65点、彫塑8点、日本画20点、写真15点の計196点が展示されている。
会員にとって自分の作品を披露する最も大きな機会で、ここを目標に仕上げた力作がずらりと並び、訪れた人たちは丁寧に鑑賞している。
同協会理事で、那智勝浦町展を担当する三隅俊昭さんは「県内でこれだけ大きな作品が集まるのはめずらしい。美術館のない当地方で本物の芸術に触れることのできるせっかくの機会なので、小中学生など子どもたちにもぜひ見に来てほしい」と呼び掛ける。白浜町展では、同町内の小学生の団体見学もあり、感銘を受けていたという。
また、鑑賞のポイントについて三隅さんは「難しく考えず、それぞれの感性で、好きな色や好きな形を探してほしい。気楽に見てもらえるとうれしい」と伝えている。