第4次新宮市地域福祉計画の策定に向けた委員会が13日に行われた。社会福祉法の規定に基づいて地域福祉推進を図り計画を立てるもので、現行の第3次計画の期間(5か年)が来年3月で終わるため、来年度から適用の第4次計画策定に向け民間の委員の意見も交え協議していく。
会議では、事務局の市当局が第3次計画の評価を提示。委員からはその評価方法に疑問の声があった。基本方針5つと期間中の年度(令和元年度~5年度)ごとに5×5の表を作り、それぞれ1点「見直しが必要」~5点「かなり進んだ」の間で評価しているのだが、委員は自己評価ではなく他者評価を受けるべきと指摘。個人的には、評価項目も「かなり進んだ」「少し進んだ」など時系列の中で相対的に評している点が気になった。明確な目標や基準に対しての達成率を示すようなものならば絶対評価として有効だろうが、以前と比べてどれくらい進んだかというのは、指標としてどれほど有用なのだろう。
地域福祉の柱となる計画。法に規定されているから、と受け身で作ることにならぬよう積極的な姿勢を期待したい。
【稜】