間もなく卒業シーズン。卒業式が近づくと、お世話になった人への感謝の気持ちや別れの寂しさ、新生活への期待と不安などが入り混じったこの時期特有の不思議な感情を抱く人も多いだろう。これまでの思い出を胸に刻み、晴れやかな気持ちで新たなステージへと巣立っていってほしい。
私事だが最近、紀伊半島大水害で水没して以来、10年以上ぶりに高校の卒業アルバムを同級生に借りて見ることができた。何度も何度も繰り返して見た大好きだった卒業アルバム。最初のページを開いただけで、気分はもう女子高生。
しかし現実世界では、すでに20年以上経過してしまっている。自分では変わっていないつもりでも、実はとんでもなく老け込んでいるのではないか。検証するため、子どもたちにお母さんはどこだクイズを出題してみた。
集合写真では、遠目ということもあってか割とすぐに見つけるものの、個人紹介ページではしばらく迷った挙句、何回も他人を指さしている。しかし1度発見すると、現在の姿と一致した様子で、「変わってない」「かわいい」とお世辞もいただき、母は大変ご機嫌に。
【織】