8月1日は「水の日」、7日までの一週間は「水の週間」。あらゆる生命の源で、生活に欠かすことができない貴重な水。その水の大切さや水の果たす役割などをあらためて考えてもらうと、1977年に制定された。
期間中やその前後には東京で中央行事が行われるほか、真夏の気温を下げたり、ヒートアイランド対策や真夏の電力の節約などに効果があるとされる「打ち水大作戦」、水の日の認知度向上や普及啓発を図る施設のブルーライトアップなど、各地でさまざまな取り組みが予定され、県内でも伊賀上野城のブルーライトアップや鈴鹿市で親子水道教室が行われる。
健全な水の循環を守るためには、水を利用する一人一人の取り組みが重要。風呂の残り湯を洗濯や掃除に利用したり、食材を洗ったり、歯磨きの時に水を出しっぱなしにしないなど「節水」をはじめ、油汚れや洗剤の使い過ぎなど「汚れのもとを流さない」、川や湖のごみを捨てないといった「地域の川や水資源を守る」など、できる取り組みはある。
雨が多い当地方は渇水で給水制限がかかることはまれだが、決して無限ではない。大切な水について考えてみてはどうだろうか。
(J)