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不連続線「側溝の維持管理」

 雨上がりの翌日、輪内方面を走ると峠道で側溝から水があふれ出た跡があった。その原因は側溝にたまった落葉で、昨年秋からの新しいものだけではなく、下の方にはほぼ腐葉土化したものまであり、それが新しい落葉をせき止める。

 前日から明け方までに降った雨は尾鷲市街地で60ミリ程度、比較的多かった三木浦付近で120ミリ、梶賀で115ミリ。それまで1週間余り晴れ間が続き、年間降水量4000ミリ近い当地方にとってはほどよいお湿りとなったが、それでも峠付近では側溝が詰まると水はあふれる。

 8日に発生した台風1号。進路に当たった父島では最大瞬間風速46.5メートルの暴風を観測。台風に合わせるように本州には前線が延びて一部で大雨が心配されたが、幸い、静岡で東名高速下り線が高波で一時通行止めになるなど影響は一部にとどまった。

 1か月もすれば雨の季節を迎える。雨水が道路を流れるような場所で対向すると、水しぶきで一瞬とはいえ前が見えなくなるのはよくあること。農道や林道など一般の車があまり通らない道はともかく、地域の幹線道路であれば維持管理の際に側溝にも目を向けてほしいものである。

(J)

      4月16日の記事

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