公益財団法人和歌山県文化財センターは29日(土)~6月27日(日)の期間、和歌山県立紀伊風土記の丘資料館(和歌山市岩橋)で、県民が文化財をより身近なものとして捉え、文化財に対する共通の理解と知識を深めるとともに、文化財の保存や活用について考える機会とするため、「和歌山県内埋蔵文化財調査成果展 紀州のあゆみ」を開催する。
近年の埋蔵文化発掘調査によって、和歌山県の歴史を考える上で重要な考古資料が多く蓄積されてきている。同展ではそういった文化財について、弥生時代ごろ~江戸時代ごろまでの、土器や木製品(おはし、げたなど)、金属製のよろいの部品などさまざまな出土品を展示する。
開館時間は午前9時~午後4時30分(入館は午後4時まで)で、入館料は一般190円、大学生90円、高校生以下・65歳以上・障がい者手帳持参の人・県内在学中の留学生は無料(要証明書)。休館日は毎週月曜日。
展示解説が行われる日もある(6月20日(日)の午後1時30分から午後3時30分まで実施)。資料代は不要。先着15人まで受け付ける。申し込み受け付けは6月4日(金)からで、同資料館へ直接または電話(073-471-6123)で申し込む。
和歌山文化財センターは、「今に至るまでの和歌山の歴史を1つの場所で振り返る展示です。和歌山がどのような姿だったのか、ぜひご覧ください」と伝えている。11月には御坊市歴史民俗資料館(御坊総合運動公園内)での開催も予定している。