新型コロナウイルス感染症に関し、政府は東京と大阪、兵庫、京都の4都府県に3度目の緊急事態宣言を出した。大阪に隣接する奈良県は、奈良市から「宣言発表の要請を」との声が出ている。三重県も、岐阜県と足並みをそろえてまん延防止等重点措置がとれるよう政府に要請するという。
個人的には、昨年の今頃はまだ季節性のインフルエンザと同様に考えていた。東南アジアなどでも感染があったのは気になってはいたが、湿気が多くなれば感染も減るだろうと。昨年は夏場に抑え込むことができたが、今年は今のところ見通しは暗い。
東紀州地域ではあまり問題にならないが、たとえば津だと通勤や通学で名古屋や大阪と日常的に行き来している人がいる。注意しても、感染するリスクがある。
休業や時短、移動しないことの要請が繰り返されている。三重県は時短要請に応じた飲食店に補助を出すことにしているが、その従業員や取引業者はどうか。大阪府知事が、より強い対応を取れるような仕組みづくりが必要と指摘した。当然、休業補償とセットでなければ生活のための移動は止まらない。国が総合的な対策を打ち出す必要があるだろう。
(M)