熊野市の宿泊施設を利用し小旅行を楽しんだ。地域限定プランで1泊2食付き宿泊料金の大人1万6000円の通常料金が、9800円となり、国の「Go To トラベルキャンペーン」を併用することで、6370円まで割引された。さらに「地域共通クーポン」事業で3000円分のクーポンまで付いてきた。至れり尽くせりのプランに大喜びし、「しゃぶしゃぶ」に舌鼓を打った。
施設の支配人から聞いた話では、自宅から1時間の移動圏内の「地元」で観光する近距離旅行、特に公共交通機関の利用を避けた自家用車による移動を中心とし、地域の魅力の再発見と地域経済への貢献を念頭に置いた旅行形態。コロナ禍で訪日外国人旅行者のインバウンド消費が大きく減少した日本の観光産業を回復させる手段として、星のリゾート代表の星野佳路氏が提唱したマイクロツーリズム戦略であると明かしてくれた。
しかし、紀南地域では「地域共通クーポン」の登録店数が伸び悩んでいるという。旅行期間中しか使えないため、旅行客が利用することは必至である。この商機を逃さず登録を急いでほしい。
【茂】