露地物のトップバッター、超極早生ミカンの収穫が始まり、一大産地である当地方は本格的なミカンシーズンに突入した。早速うちにも一山届き、家族で舌鼓を打っている。
和歌山県は言わずと知れたフルーツ王国だ。圧倒的なシェアを誇るウメをはじめ、収穫量トップのミカン、カキのほか、モモ、レモン、ビワ、キウイフルーツなども上位に食い込んでいる。果物産出額は全国1位(2017年)。
しかし近年、若者を中心に果物離れが進んでいるという。食文化の多様化、味のばらつき、値段が高い、むくのが面倒などさまざまな理由があるが、そんな中、急成長している品種もある。例えば人気沸騰中のシャインマスカット。育成に手間がかかるため高価だが、皮ごと食べられる種無しブドウとして、お年寄りから子どもまで大人気らしい。
冬にはかかせない存在のミカン。出荷量は最盛期に比べて大幅に減少しているが、シャインマスカットのように、ニーズに合わせた品種改良で大ヒットとなる可能性もある。果物の代表として、何とか人気を盛り返してほしい。
【織】