わかやま夏の交通安全県民運動が11日に始まった。20日まで、県内各地で啓発活動が展開されている。春と秋の交通安全運動は全国一斉だが、夏と冬は都道府県単位で実施。今回、三重県は新型コロナウイルス感染防止対策の観点から、運動は中止とした。
和歌山県の運動の重点は、
- 飲酒運転の根絶
- 子どもをはじめとする歩行者の安全の確保
- 高齢運転者等の安全運転の励行
- 自転車の安全利用の推進
- 横断歩道における歩行者優先の徹底
新宮・東牟婁管内では期間中、新宮署と関係団体による街頭啓発や指導、のぼり掲出などによる広報活動のほか、同署で取り締まりやパトロールを強化している。
先月30日、道路交通法の一部が改正され、いわゆる「あおり運転」に対する罰則が強化された。違反行為があれば一回で免許取り消し処分となる。これまで本紙エリアであおり運転による検挙はないとのことだが、コロナ禍で自主していた旅行が徐々に再開され、他府県から多くの車が流入すれば、油断はできない。運動期間中に限らず、人々の意識を高めてもらうため、機会をとらえて啓発することが大切だ。