梅雨前線の影響で雨雲がかかり、記録的な大雨になった九州北部。気象庁は長崎県佐世保市などへ「記録的短時間大雨情報」、新上五島町と五島市には「50年に1度の記録的な大雨」という情報を発表。各地で冠水する道路で立ち往生する車の映像がテレビに映し出された。
車の立ち往生といえば、昨年10月の前線に伴う大雨。中電三田工事所前の黒潮道路や三木里インター線で動けなくなった車があった。
車が走行可能とされる水深は、乗用車であれば床面がつからない程度とされる。すり鉢状になっているアンダーパスのほか、路面が斜めになっているカーブの内側も要注意。
黒潮道路には「この先大雨時冠水注意」の標識が立っているが、三木里インター線にはそれがない。側溝を整備し直す前は大雨が降るごとに冠水しており、地元住民は分かっているが、よそから来た人にはわからない。
これから梅雨も後半になり、いわゆる梅雨末期の大雨が心配される。全国で「記録的な大雨」が頻発している昨今、利用者は安易に冠水した道路へ突っ込むことを避けるとともに、管理者も今一度冠水地点を洗い出し、注意を促す表示をすべきではないか。
(J)