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不連続線「空転は許されない」

 尾鷲市議会の6月定例会が8日に開会する。6月議会は申し合わせで任期が終わる正副議長の改選と、それに伴う議会選出役員らを決めるタイミングでもある。

 昨年を振り返ると、いろいろあった結果、監査委員の選出を巡り議会が1日空転した。1年前の6月5日付の紙面に「4日は当初、市長の行政報告や議案上程などが予定されていたが、監査委員人事が大幅に遅れたことで議会が一日空転した」と書いてある。市長の行政報告は5日に行われた。意見の違いがあるのは大切だが、二度三度となると、市民から「何をやっているんだ」と厳しい目を向けられることになる。

 市議会の一般質問は月曜日から始まるのが通例。直前の土・日にも職員が答弁の整理をしており、負担軽減のために質問の締め切りを1日前倒しした。議会が空転すれば出席する幹部は、いつ本会議が始まるか分からず、通常の仕事に集中できない。

 4月以降、議席を3議席減らして新定数10にすることも決めたし、コロナ対策に資金を回すために報酬カットも決めた。仮に一度では決まらなかった場合でも、市政へのその前向きな決断力を発揮して早く妥結を図ってもらいたい。

     (M)

      6月 5日の記事

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