1日、行政機関の新年度がスタートした。多くの会社も新しい事業年度になったことと思う。学校の卒業が3月になるので、たいてい、新入社員を迎えるのはこの時期になる。
市役所では、病院も含め12人を採用した。一般職は5人。22歳から33歳と幅広い。採用年齢を広げた影響という。市長は、「市民からはえ~ところ(に就職できた)と言われる」と話し、「市民の思いを受け止め、市民の役に立つ人に早くなってほしい」と訓示した。
「初心忘るべからず」という言葉がある。この言葉だけが取り上げられることが多いが、「時々の初心忘るべからず、老後の初心忘るべからず」と続くらしい。いつになっても「初心」がある。
日々の出来事を伝えるのが第一の仕事。この地域がより良くなるようにと思って記事を書いているが、忙しくなると何のために仕事をしているのか、ということを忘れる。あるいは、流れ作業的になってしまう。そのように感じるのは自分だけではないはず。
1月の仕事始めや4月の年度始めは、初心に思いをはせる絶好の機会となっている。いつになく暗い雰囲気での新年度開始だが、心機一転して仕事に臨みたい。
(M)