新型コロナウイルス感染拡大防止のため外出が控えられる傾向が続いている。ある程度の人数での宴会などもはばかられている状況。人が動かないので、経済が一気に冷え込んだ。生産停止など個々の企業の売り上げ激減といったレベルではなく、新型コロナ不況の様相を呈している。
昨年末まで「最長の景気拡大」と言っていたのが嘘のよう。東紀州地域は景気回復の恩恵をほとんど受けられないまま今回の事態になった。
現在のところ、普通に外出できるようになれば、経済も比較的早く通常に戻ると思うが、長引いて企業倒産が増えてしまうと救済できない人が増えてしまう。
国では、緊急の給付を考えているらしい。1万2000円や2万円、10万円などの話を聞く。お金をもらえるのはうれしいが、政策としてやるなら考えるべきことも多い。手間がないのが一番だが、事業所等への売り上げ補てんするのが現段階で最も適切な手法ではないかと考える。もちろん、その中から従業員に適正に給与を渡してもらう。
現金を給付すれば、ある程度貯蓄に回ることが容易に考えられる。事業所等への支援とその後の景気対策は分けて考えた方がいい。
(M)