大相撲の春場所が8日から始まっている。異例の無観客開催だが力士の熱戦が伝えられている。移動中、ラジオで聞くが、報道関係者もマスク着用。支度部屋での取材は禁止。支度部屋の近くの通路で、柵のところから2メートルほど離れて力士のコメントを取るという状況らしい。
力士は公共交通機関を使わず、部屋の車かタクシーを使う。初日の8日にラジオで解説した錣山(しころやま)親方(元寺尾)は、手洗いと消毒のほか「うちは手袋もさせている」と話していた。なお、力士が一人でも感染したら中止とのこと。
相撲は神事から起こったのはよく知られた話だが、八角理事長(元横綱北勝海)は「古来から力士の四股(しこ)は邪悪なものを土の下に押し込む力があるといわれてきました。また横綱の土俵入りは五穀豊穣と世の中の平安を祈願するために行われてきました。力士の体は健康な体の象徴ともいわれています」などと言及した。
春の選抜も無観客で行うようだが、プロ野球は開幕を延期。楽しいことがないと、気持ちが余計に滅入る。自粛、自粛で娯楽が無くなっている。会場での歓声はないが、ぜひ千秋楽まで無事終えてほしい。
(M)