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災害時の自衛隊の動き 被害状況確認と人命救助が第一

隊員が講演 能登半島地震を例に
 
 那智勝浦ロータリークラブは12日、毎週木曜日の例会で、自衛隊員による講演会「能登半島地震での自衛隊の活動」を実施した。自衛隊和歌山地方協力本部新宮地域事務所の所長・住野具視さん(1等陸尉)ら3人が訪れ、災害時の自衛隊の動きについて語った。

 住野さんは、今年の元日に起きた令和6年能登半島地震の発災直後の活動として、発災後20分ほどで戦闘機8機が緊急発進し、被災地の状況を上空から偵察、35分後には石川県知事から陸上自衛隊へ災害派遣の要請を受けたことなどを語った。

 発災直後の自衛隊の活動のメインは被害状況の確認と人命救助だとして、人命救助のタイムリミットの目安「生存率72時間の壁」を念頭に、昼夜を問わず懸命に人命捜索救助を行ったこと、孤立地域の住民の避難誘導やヘリコプターによる避難支援なども行ったと、写真を示した。

 その他、道路の寸断の状況が著しかった能登半島地震での道路啓開活動や、給水・炊き出し・入浴支援といった生活支援などさまざまな活動を紹介した。

 その後、和歌山県に所在する陸・海・空の自衛隊の部隊を地図と共に示しつつ、那智勝浦町で災害派遣の要請があった場合には、大阪府和泉市の信太山駐屯地の第37普通科連隊がやってくることを語った。

 講演を受け、松下裕次郎会長は「災害があった時には、自衛隊の方々が来てくれるのが心強い。縁の下の力持ちで、見えないところで努力してもらっているのだと感じた」と感想。同クラブでは、近隣の人に防災の準備を呼び掛ける他、発災後は日本中のロータリークラブに支援を求めるなど、防災の取り組みも行うという。

      那智勝浦町

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