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感染症不安、まず保健所へ 新宮市立医療センターの対策

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、本紙エリアの医療機関でも面会制限などで感染症対策を強化している。

 新宮市蜂伏の市立医療センターでは、新型コロナウイルスの主な症状、発熱、全身倦怠感(けんたいかん)、乾いた咳(せき)などの症状が出た患者に対し、「受診前に必ず新宮保健所に電話で相談を」と呼び掛け、連絡なしでの外来受診は感染の拡大につながる恐れがあるとして注意喚起している。
 
 また、抵抗力が低下した患者が多く入院しているため、感染予防の観点から、現在、緊急性のない場合の面会や、せき、のどの痛み、下痢、嘔吐(おうと)、発疹などの症状があり体調のすぐれない人、マスクを着用していない人、子どもの面会を制限している。これらについては、病院各入り口に表示を張り出しているほか、院内放送を一日3回行い、ホームページにも掲載している。
 
 同センターには感染症患者専用の感染室2室(定員4人)と、同等の機能を備えた病室2室(同)あり、最大で8人の感染症患者への対応が可能。保健所から連絡があればすぐに対応できるよう準備を整えている。
 
 
発熱患者用 入り口分ける
町立温泉病院

 那智勝浦町天満の町立温泉病院では先月から、平日日中に限り発熱患者用入り口を設置し、発熱のある場合は、マスクを着用し手指の消毒を行ったうえで「夜間・休日入り口」から入るよう対策を実施している。入院患者への面会については、不要不急の場合を除き控えるよう呼び掛け、実施する場合は2人まで、短時間で済ませることなどの協力を求めている。
 
 また、
  • 37.5度以上の発熱が4日以上続く時
  • 強いだるさや息苦しさがある場合
  • これら2項目が2日程度続く高齢者や基礎疾患のある人
 −は来院せず、まずは同院か新宮保健所に電話連絡する。
 
 
紀南病院は原則面会禁止
 
 御浜町の公立紀南病院は、国内・県内での感染症患者が増加していることを受け、感染防止対策を目的として3日から、原則面会禁止としている。

 ただし、
  • 着替えや洗濯物等の搬入搬出
  • 食事の介助等
  • 重症もしくは急変等で医師や看護師から来院要請があった場合
  • 手術・検査の付き添いが必要な場合
 −には感染防止対策(マスク着用、手洗い・手指消毒)を実施し、必要最低限の面会を許可する。面会時間は午後1時~8時(土日を含む全日)で、平日時間内は正面入り口、休日・時間外は夜間入り口から入る。

 面会手続きとして、来院の際に病院入り口で面会希望用紙を記入し、受付に提出。職員が内容を確認し面会証を発行する。許可を得た場合でも必要最低限の面会とし、短時間・少人数での対応を呼び掛けている。なお、マスクの提供は行っていないため持参が必要。長期間付き添いが必要な場合は、病棟で付き添い許可証を別に発行する。

 同院は「この対応については、新型コロナウイルス感染症の発生状況に応じて、さらに強化する場合がある。入院中の患者をはじめ、地域や職員の安全を守るため、ご理解・ご協力をお願いします」と伝えている。

      和歌山県

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