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温泉地の魅力を周知 わかやま12湯サミット

 「わかやま12湯推進協議会」(青木査稚子会長)は2日、田辺市本宮町の熊野本宮大社と山水館川湯みどりやで、和歌山県の温泉の素晴らしさを県民や県外の温泉ファンに伝える「第4回わかやま12湯サミットin熊野本宮大社・川湯温泉」を開催した。献湯祭(けんとうさい)とともに講演と講談、交流会などで、和歌山県の温泉の魅力に迫った。
 
 和歌山県は南紀白浜温泉や南紀勝浦温泉など、全国に知られる温泉地だけでなく、全国屈指の泉質を持つ温泉地が点在しているが、「和歌山県=温泉」という知名度はそれほど高くない。県内の山・川・海の温泉を指す紀北のわかやま、紀中のみなべ、紀南の白浜・椿、南紀勝浦、湯川、湯の峰、渡瀬、川湯、龍神、太地、串本、すさみを合わせた12か所を「わかやま12湯」と定め、同協議会が温泉地のある市町村や観光協会、DMOなどと連携し、「わかやま12湯」をはじめとした県内各地の温泉の魅力を国内外に伝える活動を行っている。サミットはこれらの活動の一環として実施している。

 今回のサミットは約100人が参加。今年7月に「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産登録20周年を迎えたことから、開催地を熊野本宮大社と川湯温泉に設定し、同大社で業界の繁栄を願い「わかやま12湯」から12源泉の温泉水を奉納する献湯祭を斎行(さいこう)した。各温泉地の代表者12人が法被を着用し、大樽の中に一番湯を献湯した。

 同大社の九鬼家隆宮司は「わかやま12湯推進協議会様のサミットの開催にあたり、世界遺産登録20周年を迎えた熊野古道、熊野三山の一つとなる熊野本宮大社で献湯祭をしていただいたことを感謝するとともに、協議会の目指す和歌山県の温泉の魅力の国内外への周知が成され、益々の発展を願います」と話しながら、同協議会が県内の温泉地を大きく分けて12か所に定めていること、同大社の御祭神が熊野三山に共通する熊野十二所権現の12柱の神々であることから、12という数字で関わりがあることを触れた。

 また、献湯祭には歌手のKAYAさんが参列。国歌斉唱とオリジナル曲の「リリー・マルレーン」の2曲の歌唱奉納が行われ、静かな境内に美しい歌声を響かせていた。

 2部・3部となる講演会と交流会では、山水館川湯みどりやで講談師の旭堂南龍さんによる講談「小栗判官と照手姫」、九鬼宮司による講演「熊野本宮大社と12神」が行われたほか、温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録の早期実現に向け、ユネスコ無形文化遺産全国推進協議会の事務局を務める全旅連の井上善博会長へ1万人の署名簿を手渡した。

      本宮町

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