紀北町立西小学校で11月26日、いきいきクラブとの交流会が開かれた。4年生15人が、校区内にある6つのクラブの会員と、クイズやじゃんけん列車、昔遊びを通して触れ合った。
同校は、同町社会福祉協議会の福祉協力校となっており、これまで車いす体験や手話講座などの福祉学習に取り組んできた。1年間の取り組みの中で、地域の高齢者とのふれあいの機会を作ろうと、町社協を通じてクラブに申し入れた。
参加したのは、新生会、松生会、宮本会、一二三会、八潮会、白寿会の合わせて26人。
最初に児童が、校歌と『もみじ』『赤とんぼ』を披露。クイズをした後、じゃんけん列車を行った。近くにいる相手とじゃんけんをして、負けたら勝った人の列の後ろについて〝連結〟していく。高齢者の方が人数が多かったが、児童と高齢者の決戦となった時もあり、後ろの人は固唾を飲んで勝敗の様子を見守っていた。
昔遊びは、あやとり、こま回し、お手玉、折り紙、けん玉で、あやとりのグループは二人で糸を取り合う技にも挑戦していた。高齢者らは「もう忘れてしまった」とか「ようせんと思ったけど手が覚えている」などと話しながら、子どもたちと楽しんでいた。
児童は最後にリコーダーで、音楽の時間に覚えた『陽気な船長』を演奏し、運動会でも披露した『ハレヤ音頭』を発表した。