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防災訓練、日程を後ろ倒し 紀北町 熱中症を警戒し1か月程度

 紀北町が町内各地で取り組む防災訓練について、昨年まで「防災の日」(9月1日)に合わせて前後の日曜日に実施していたが、今年から日程を後ろ倒しする予定。26日に海山総合支所で開いた海山地区の自主防災会連絡協議会で説明した。暑さが厳しくなっており、昨年の訓練で熱中症とみられる症状が出た人が複数いたことから、暑さを避ける。

 各地区の自主防災が、それぞれの地域の実情に合わせ、避難訓練のほかタウンウオッチングや備蓄品の確認、炊き出し、初期消火訓練、救急救命講習などを行っている。

町危機管理課の担当者は、学校行事との兼ね合いで今年の日程について9月29日(日)か10月6日(日)を考えていると説明。これに対し参加者からは「もっと涼しい時期、10月下旬や11月でもよい」との意見が出た。時期を遅らせることについて採決した結果、全員一致で遅らせることを認めた。一方で「秋には行事が多い。日程はいつ決まるのか」との質問があり、担当者は「7月末までに周知したい」と回答した。

 例年、7月末までに訓練計画書を同課に提出することになっており、訓練の日程は後ろ倒しになるものの「消防団との会合の兼ね合いがあるので、7月末までに提出を。実施日は空欄でよい」との指示があった、自主防災会への助成に関して、申請書の提出期限が9月末であることから「訓練時に備蓄品などを確認し、必要なものを申請している。どうすればいいか」との質問もあり、事務局は、相談に応じることを伝えるなど、事務局、各自主防の会長ともに日程変更に伴う戸惑いがみられた。

 会議の冒頭、尾上壽一町長はあいさつで、昨年5月に西長島で発生した民家火災、元日の能登半島地震、各地で発生する豪雨被害などに言及。「自主防災組織の人には災害がいつ発生してもおかしくないとの意識で活動してほしい」と呼び掛け。また、「地域が連携したさらなる取り組み、仕組みづくりが必要と考えている。平成16年の水害から20年を迎える、あらためて住民の生命、財産を守ることを考えないといけない。安心安全のために尽力したい」などとあいさつした。

 会議では、このほか、使用期限が切れた消火器の取り扱いについて質問があったほか、書類をメールで送れるようにできないかとの要望があった。書類について事務局は「印鑑が必要で、窓口への提出が必要だが、内容確認が完了するまでメールでやりとりすることは可能」と回答した。

 また、家具転倒防止や耐震シェルターの補助活用を呼び掛けるチラシについて「(住民に)回覧をした場合、一目で内容が分からない」と改善を求める意見があった。

 役員改選では脇昭博会長を再任した。任期は2年。

      紀北町

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