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紀宝町の文化財紹介 まなびの郷でパネル展 希望者には冊子を配布

 紀宝町鵜殿の町生涯学習センターまなびの郷で、「紀宝町の文化財」を紹介する写真パネル展が開催されている。世界遺産の熊野川や御船島をはじめ、諸手船(もろとぶね)、神内神社樹叢(じゅそう)、井田ほうき踊りや平尾井踊りなど、国や県指定の有形・無形民俗文化財、史跡など18件を掲示している。

 展示しているのは、施設入り口から右手奥にある東側廊下の壁面。トイレなどに利用する通路で人の往来も多く、「利用者や子どもたちに町内にある文化財を身近に感じてほしい」との思いから、目につくところに展示を決めた。
 
 展示に先立ち、紀宝町教育委員会では冊子「紀宝町の文化財」を昨年3月に発行。町文化財調査委員会(蔵本一範会長)の委員と協議・検討を重ね、1年かけて完成させた。「写真をふんだんに使っていて、地図も掲載されていて、とても分かりやすい」と好評で、1000部印刷したうちほとんどが配布済みだという。今年度増刷予定で、残りの部数をまなびの郷で無料配布している。
 
 同町には現在、国指定3件、県指定2件、町指定13件の合計18件の文化財がある。冊子では、これに6件の文化財を加え、地域で受け継がれてきた合計24件の文化財を掲載。町村合併後初の発刊に当たり、鵜殿村の文化財(昭和49年発行)、紀宝町の文化財(昭和53年発行)、鵜殿村史(平成3年発行)や紀宝町誌(平成16年発行)などの文献を参考に、写真をほぼ取り直し、中学生にも読んでもらえるようにふり仮名を振ったり文章を分かりやすく工夫した。
 
 編集に携わった町教育委員会教育課生涯学習室の竹鼻康さんは「この冊子をきっかけに、町内の貴重な文化財に対する理解や関心を高めてもらえれば」と話している。
 

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