本年度1回目の「東紀州ごちゃまぜカフェ」が21日、尾鷲市向井の三重県立熊野古道センターで行われた。地域活性化に関心のある人を中心に約35人が、意見交換した。
三重県紀北地域活性化局の企画で、東紀州で応援してほしい人がやりたいこと、やっていることを発表し、意見を出し合って交流を深め、新しい出会いやアイデアを生むきっかけづくりとする取り組み。
紀北町で「伊勢路レモン農園」を営みながらDX活用支援などに取り組んでいる氏原翔平さん、御浜町在住でポッドキャストで「みみ三重ラジオ」を配信しているラジオパーソナリティの玉置侑里子さん、尾鷲市の地域おこし協力隊(移住定住コンシェルジュ)の永原一葉さんが、それぞれのやってみたいことを発表。その内容を元にプロジェクトを考えた。
氏原さんは、レモン栽培のかたわら、栽培についての質問に答える伴走アプリの開発や、レモンを使ったレシピの公開などを行っている。「負担を人工知能(AI)を活用して楽にし、空いた時間をやりたいことに使ってもらいたい」「名古屋で学生生活をして、帰りたいけど地元に仕事がないという話を聞いた。尾鷲市や紀北町でできる仕事の選択肢を増やせればいい」などと思いを語った。
玉置さんは「誰でも使えるオープンマイク、スタジオを作りたい」と述べ「それぞれの人がやりたいことを表現する場になればいい」と語った。
永原さんは「工具やノウハウを共有するDIYコミュニティーを始めたい」をテーマに発表し、「一人ではできない場面がある。また道具も必要。ワークショップをやったが、継続する仕組みが作れていないと感じている」などと語った。
この後、テーブルごとに意見交換して、発表を元にプロジェクトを考え、関心を持ったプロジェクトに分かれてさらに議論を深めた。
氏原さんのアイデアについては「業種別AIを使ってみよう」というプロジェクト案がまとまった。AI関係では、AIに情報収集をしてもらって人材アーカイブを作る話題も出た。
永原さんの発言から発展した話題では、空き家バンクに登録された物件について、AIを活用して「~~風に改装」した様子を見せる話が出た。DIYコミュニティーについては、一方的に手伝ったり手伝ってもらったりする関係でなく、つながりの中で「手伝い」が循環する仕組みが作れればいい、という意見が出ていた。
次回は11月18日(水)午後6時から、紀北町相賀の同町生涯学習センターで開かれる。
