内閣改造で新たに任命された簗和生農林水産大臣の「那須烏山市、那珂川町の道路予算は大幅にカットした」との発言が物議を醸している。出処進退や任命責任、圧力や影響の有無は今後質されるとして、個人的には、大臣どころか、議員の資質を疑わざるを得ない。
国や自治体の予算は公共の福祉のために活用されるべきで、簗農相の発言は、行政の公平性を恣意的に、しかも己の権力のためにゆがめた、ということにほかならない。「高揚感で誇張したような発言をしてしまった」と釈明しているが、事実でなかったとして、この発言を軽々としてしまう人間に、政治家としての資質があるのか。
簗農相は就任のあいさつで「農林水産業と食品産業は、国民に食料を安定的に供給する役割を果たしながら、地域の経済も支えている」「次の世代に確実に継承され、若者が夢と希望を持って取り組めるよう全力を尽くしていきたい」と述べている。漁業と林業が誇りのまちの住民としては、能力と公正さを持ち合わせた人物に差配してほしい。
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