台風25号は関東地方に大きな爪痕を残した。数日前には、接近時の中心気圧が980ヘクトパスカルとなっていたが、見込みより発達した。また、台風の北側に雨域があり、接近前から雨が降り続いたことで、土砂災害や川の氾濫を引き起こした。
都内には「地下神殿」とも呼ばれる、水の逃げ道が作られているという。今回、短期間で3度も浸水被害があった自治体がある。現在の雨の量が、排水路や川の流下能力を上回っている状況。水の逃げ道というか、一時的にためておける設備がないと、今後もたびたび冠水被害が起こりかねない。
石川県では一昨年、地震と土砂災害の2度の被害を受けた。その時も生活再建資金の話が問題になったが、制度づくりが急務だろう。
南海トラフでの地震を考えると、昭和19年と昭和21年の2回、被害を受けた人がいる。今後も「半割れ」の地震が時間差で発生することが懸念される。しかもどれだけの間隔で起こるか分からない。減災は重要だが、被災者支援にも気を配っておく必要がある。
(M)
