紀北町の観光施設の昨年度の実績を見ると、古里温泉とけいちゅうはともに苦戦している。
古里温泉は機械の故障などが続き、昨年度は237日の休業を余儀なくされた。ここまでトラブルが続いた年は例外として扱わなければならないが、現実問題として老朽化が進んでいる。毎年1000万円前後の赤字が続いているが、古里の民宿やキャンプ場、海水浴への誘客する観光資源であり、単純な採算で事業効果は測り切れない。ただ、昨年度のように倍増した赤字が続けば、看過できなくなる。
けいちゅうは昨年度と3年前の利用者数が同程度であり、コロナ禍からの回復で足踏みした、とも表現できる。ただ、利用者が多かった一昨年度は南海トラフ臨時情報の発令もあり、条件としてはむしろ厳しかったはずだが、8月の宿泊客数は抜きん出ている。この因果関係を見極めるのは難しい。
紀北町の観光を活性化していくために、費用対効果を考え、今ある観光資源の取捨選択をしなければならない時は来るかもしれない。
(R)
