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夜のクジラに出会う 太地町立くじらの博物館

今後の夜間事業につなげる
 
 太地町立くじらの博物館は24日、モニターイベント「夜のくじらに会いに行こう!太地町立くじらの博物館ナイトミュージアム」を開催した。314人が訪れ、昼間とは違う夜間の博物館の雰囲気、クジラたちの姿を楽しんだ。今後、夜のイベントの実施を検討しており、今回はその参考とするために実施された。
 
 同館の新たな魅力を発見してもらおうと、町民や地域の旅館・ホテル事業者を無料で招待し、日中とは異なる夜間のクジラを観察してもらうと共に、ライトアップされた幻想的な空間で、躍動感ある骨格標本などを見られるイベント。観光庁の「地域観光新発見事業」を活用した取り組みで、参加者からアンケートを取り、企画・開発の参考にする。

 夜になり、午後6時からの1時間で実施。館内に入ると、1階上部に飾られている鯨類の骨格標本がほのかな明かりでライトアップされ、存在感を出しており、来場者は写真を撮るなどして楽しんだ。

 野外施設では、イルカショープールが鮮やかなブルーにライトアップされ、イルカたちの泳ぐ様子が幻想的に映し出された。クジラの生体展示を行っているいけすでは、普段は見ることのできないクジラたちの夜のおとなしい過ごし方が見られ、飼育員がクジラたちの解説を行った。

 海洋水族館「マリナリュウム」もライトアップ。水槽のトンネルでは、上からの揺れる光で水の世界が演出され、そこを泳ぐイルカたちの神秘的な姿が見られた。また入り口付近ではプロジェクションマッピングも行った。音の演出もあり、本館や野外でクジラ・イルカの鳴き声を流した。

 町内から娘の雫さん(6)と来た宇惠眞理さんは「夜に来たのは初めて。骨格標本などは普段あまり見ることはないけど、ライトアップされたらきれい。全体的に静かな雰囲気で、いい感じで子どもと見られてよかった。また夜にイベントがあれば、今度はお父さんを連れて来たい」と話した。

 稲森大樹館長は「くじら館の魅力を再発見して、町民の方に興味を持ってもらうきっかけとしても役立ったと思う。また、どういうことが注目を受けるかとか、安全管理や展示の工夫など、今後コンテンツ化する上で課題も見えてきた」と話した。

 今回のイベントをベースに、今年度に夜の事業を造成し、来年度に販売を計画していく方針。単発のイベントにするか、週末ごとに行うかなどの運営方針や、イルカショープールでのパフォーマンス、餌やり体験など、内容も今後拡充することも検討しているという。

      10月25日の記事

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