申し込み受け付け中
那智勝浦町那智山の熊野那智大社は10月4日(金)、別宮・飛瀧神社で、世界遺産登録20周年を記念して、新作能「神武」の奉納講演を行う。重要無形文化財総合認定保持者であるシテ方宝生流の能楽師、辰巳萬次郎さんが演出・主演。事前申込制、入場無料で、定員は先着150人。時間は午後5時から6時30分まで。受け付けは午後4時から。
神武天皇の東征を描く物語。現代語による能物語の朗読から幕が開き、その流れで能が始まる。那智の滝を舞台とした、八咫烏(やたがらす)が神武天皇を大和(やまと)に導くクライマックスが演じられる。2022年2月11日に明治神宮記念館で開催された「建国記念の日奉祝中央式典」で初披露され、昨年2月には橿原神宮で、同年11月には宮崎神宮で公演された。
宮人・神武役を演じる辰巳さんは、シテ方宝生流で関西を統括し、東京・大阪間の東海道を中心に全国で公演、実技指導、普及活動を行う。海外の聖地でも奉納公演を行う他、伝統的な手法による新作能の主演多数。
その他、能物語の朗読で辰巳さんの息子・辰巳和磨さん、八咫烏役で狂言方大蔵流能楽師の茂山忠三郎さん、旅人役で澤田宏司さんが出演する。
申し込みは9月20日(金)まで。FAX(0735-55-0321)またはグーグルフォーム(▼下記QRコード参照)で受け付ける。FAXで申し込む人は「『神武』観覧希望」と記載し住所、氏名、連絡先、観覧人数(本人含め3人まで)を記載する。
問い合わせは、熊野那智大社(電話0735-55-0321)。
▼申し込みフォーム