田辺市本宮町、熊野本宮観光協会(名渕敬会長)は28日(土)午前9時から、熊野本宮大社本殿前で、毎年恒例の「献湯祭」を開催する。
温泉という自然の恵みに感謝するとともに、熊野本宮温泉郷の一層の繁栄を願うもの。46回目となる今年は、川湯・渡瀬・湯峰の各温泉郷から合わせて23施設が参加予定で、それぞれの湯元の1番湯の源泉持ち寄り、神事に臨む。神事では、梛(なぎ)の枝を巻いた大樽(たる)に、朱塗りの樽に入れた各施設の源泉を注ぎ、神前に供えたあと、祝詞奏上、玉串奉てんと続く。例年、居合わせた参拝客らも神事の様子を興味深そうに見守っている。