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地域医療支えた50点 御浜町「裏の屋敷」企画展 熊野古道センター

 尾鷲市向井の三重県立熊野古道センターは特別展示室で、御浜町上市木にあった「裏の屋敷」の企画展が開かれている。6月2日(日)まで。

 「裏の屋敷」とは御浜町上市木にあった小児科専門医だった榎本家の屋敷のこと。明治20年に豪農・岡本幸七郎が建造。その後、榎本家が譲り受けていた。
 
 榎本家は小児科医療と売薬業を営み、当主は代々「覺太夫(かくだゆう)」の名を受け継いできた。安土桃山時代の天正年間に、夜泣きやひきつけなどの薬である「参連養児丸(じんれんようじがん)」を開発しており、日本全国のみならず台湾や中国大陸からも発注があったという。
 
 300年以上にわたって地域医療に貢献してきたが、「裏の屋敷」は榎本仲二・御代夫妻の死後、昭和59年以降は無人となり、家族が平成2年に御浜町に寄贈。郷土資料館として活用される計画もあったが、老朽化によって取り壊されている。裏の屋敷には井戸やほこらがあり、疳病(かんびょう)治癒の信仰対象にもなっていて、令和2年に建物が取り壊されるまで多くの人が訪れていたという。
 
 企画展では古文書24点、御浜町の収蔵品など27点を展示。『神妙調剤術』『良薬図鑑』『医療日用指南』などからは日々の研さんが分かり、産前産後のための薬の調合、牛馬の治療法など、地域になくてはならない医療機関であったことが見てとれる。
 
 薬籠や土のこ、乳鉢などの調剤器具、薬袋を印刷するための版木や謄写版、昔の電話機や蓄音機、人工気胸器など時代の流れを感じさせる道具も並んでいる。
 
 特別展示室の開場時間は午前10時から午後5時まで。
 

      4月22日の記事

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