先だって尾鷲市の旧尾鷲三田火力発電所第2ヤード跡で、三重県内高速道路消防連絡協議会が連携訓練を実施した。4台の車両のうち2台が横転。また、多数が乗ったマイクロバスも事故に巻き込まれた想定で、救助・搬送や消火などに連携して取り組んだ。
もし紀伊長島インターチェンジ付近で大規模な交通事故が起こったとしたら、松阪や伊勢から応援が駆け付けるまで30分から40分が見込まれる。円滑に現場に到着し救助活動を行うためには、通行規制も重要な要素となる。
勢和多気IC(インターチェンジ)以南は順次4車線化が進んでいるものの、現在は基本的に片側1車線。また、IC間の距離も長い。事故を知らずにその区間に入ってしまうと、身動きが取れなくなる。消防の到着にも影響するのではないか。
消防ではなく、中日本高速道路(ネクスコ中日本)や紀勢国道事務所あるいは警察の領分にはなるが、電光掲示板への情報掲示をより早くするなど、事故区間に一般車両が入らない取り組みにも期待したい。
(M)