ここ5年間の銚子川の夏の繁忙期の17日間の遊泳客数を見ると、令和2年だけが1.7万人と突出しているが、ほかは大体1.1万人前後で推移している。
2年は新型コロナウイルスが拡大して初めて迎えた夏でアウトドアブームが加熱した結果であり、毎年台風や悪天候の影響を受けてはいるものの、夏に町の人口に匹敵する誘客ができる資源がある、といえる。
日付ごとに駐車台数と路上駐車台数を見ると、明らかに受け入れられる限界を突破している日が見られるが、上流に駐車場を増やす余地はない。
3年前から有料化した駐車場の売り上げは多くて500万円。駐車場の有料化はビジネスというより、無料の下流へ誘導するための混雑対策だと認識している。
個人的に、有料駐車場の利用客は、紀北町の観光振興の狙い目ではないか、と考える。実際に足を運べるまちに住んでいる人に、桜や紅葉に色づく銚子川や馬越峠、なんといっても年末港市を積極的にアピールすれば、夏以外のシーズンに来てくれる可能性はある。
(R)