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不連続線「マスクの是非」

 新型コロナウイルス感染症が5類に引き下げられたこともあり、会議や議会でもマスクを外して出席する人が出てきた。表情から読みとれる情報は多い。

 マスク着用は3月13日から個人の判断に委ねられてきたが、ゴールデンウイーク前後で外している人を見かけるようになってきた。もちろん大人はマスクを着用すべきかどうかは自ら判断すればよいが、教育現場の状況が気にかかる。

 学校で取材すると、ほとんどの児童生徒がマスクをしたままの印象がある。春の遠足で遊んでいた小学生にインタビューをした時、マスクをつけ直してから話し始める姿を見て、しっかりしていると感心し、苦労をかけてしまっていると心苦しくも思った。個人的に子どもたちは仲間の顔を見ながら学校生活を送ってほしい、と思うが、感染症そのものが変化するわけではない。

 教育現場だけでなく、ウィズコロナが進むほど、難しい対応が迫られる現場は必ず出てくる。制限を緩和する風潮の中でこそ、お互いを思いやる気持ちの大切さを再認識しなければならない。

(R)

      5月13日の記事

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