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不連続線「中世の伊勢路」

 熊野古道伊勢路は、江戸時代以降の伊勢神宮からの熊野詣でによる〝庶民の道〟であることはよく聞くが、それ以前についてはあまり知らなかった。先日、紀北町観光協会の講演会で過去の文献を紐解いた解説は非常に深いものがあった。

 個人的に面白かったのは、鎌倉時代の熊野海賊の被害記録で、伊雑宮など志摩は被害に遭っているものの、伊勢の名前はないこと。物理的な距離の問題か、当時の勢力的な関係かは定かではないが、他の時代を見ても熊野と志摩の関わりの深さが伺える。以前、「長島の名の由来は〝中志摩〟ではないか」という話を聞いていたが、かつて人の往来や物流が海運を占めていた時代であれば、考えられない話でもないと思う。かつての海路の逸話や観光資源を掘り起こして「海の熊野古道」の冠をつけ、志摩と東紀州が連携する観光プランの可能性は模索できないか。

 文献によると、平安時代は大辺路から伊勢路にかけて海辺を歩く修行があり、室町時代にも伊勢神宮からの熊野詣が確認できるが、治安が悪化した鎌倉時代や戦国時代は熊野詣が衰退しており、江戸時代に隆盛を誇ることになる。平和が文化を発展させることが伺える。

(R)

      3月17日の記事

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